遠くが見えればいいってもんじゃない?

遠くが見えて、「あそこの看板に~と書いてある」なんて言える人を見ると、いいなあと思うことでしょう。それはどうしてそう思うのでしょうか。 視力検査で測定しているもの、それが「遠方視力」であることが挙げられるます。つまり、遠くがどれだけ見えているのか、を測定し、それを数値で表しているのですね。

すると近くがどれだけ見えているのか、については「近方視力」と呼びます。他にどんな測方法があるかというと、たとえば色を認識する「色覚」、立体感や距離感の認識を測定する「深視力」、動いているものをどれだけ認識できるかを測定する「動体視力」、暗いところでどれだけ見えているかを測定する「暗視力」・・といった測定方法があります。

学校で一斉に検査が行われている「遠方視力」にばかり注意が向けられがちなのですが、目というものの能力は、何も遠方だけ見えればいいというものではないことがわかります。

どういう視力の状態がよいのかというと、遠方だけに限らず、近方や色、立体感、距離感、暗い所で見え方などなどといった様々な観点から見た、バランスの良い視力というものが、実は人間の生活にとっては重要となってくるのですね。

たとえば、レーシックの施術で遠方視力が引き上げられたとしましょう。その場合、全体のバランスが崩れないように配慮することも考えに入れておくといいでしょう。

不安ならその点を医師によく相談しましょう。なぜなら、遠方視力だけが急激に引き上げられるとすると、視力全体のバランスが崩れ、遠近感をつかみにくくなったり、視野が狭くなってしまう、という現象もなきにしもあらずなのです。